ツブコの茶店

テーブル旦那

ツブツブ童話

テーブル旦那



    
t表紙


 
テーブル旦那は、野原に住んでいる

折りたたみ足の、テーブルです



1 <空のベッド>
テーブル旦那は、野原に寝ころんでいました。

広い、広い、空です。   広い、広い、野原です。


テーブル旦那は思います。

ー 空はどうやって 寝るのかな。大きなベッドがいるぞ。


空は野原の水平線いっぱいにひろがり、

野原はぴったりの、空のベッドのようです。


ーなるほどね。

テーブル 旦那はつぶやきながらはぉはぉとあくびをして、
空と並んで眠ってしまいました。








2 <はちみつ>

はちみつ1

テーブル旦那はあくびをしながらカチカチと手足を伸ばすと、空を見あげました。

さっきまでいっしょに昼寝をしていた空は、キビキビと高く白く光っています。

(お腹が空いたな。はちみつたべたいな)

すると、むこうの川になにかキイロいものが光っています。
甘い匂いもしてきます。  

なんとそれは、はちみつの川でした。


はちみつ2

ずぼずぼと岸にあがり、
蟻のあとについて
はちみつテーブル旦那が大喜びで
はちみつをたべていると、
そこへ蟻の使いがやってきました。

「テーブル旦那さ~ん!はちみつタンクが倒れて、はちみつがどんどん流れちゃう。
たすけて、たすけて」
  
テーブル旦那は顔をあげると
タンクのところに来ました。

「む!ごごごごごっごぉーーーーーー」
    
どっし~~~んっ!!
 
テーブル旦那はタンクを力いっぱい持上げて、もとのところへおきました。

「やったあー」  パチパチパチパチ 

「ありがとう。これおみやげです」
蟻は、貝殻につめたはちみつを
たくさんくれました。


はちみつ3

夜、眠っているテーブル旦那の
はちみつだらけの顔を、
蛍たちが朝までにすっかり 
きれいにしてくれました。


       



3 <景色の木>


けしき1





      
けしき2




景色3


 

4 <シツモンくらげ>


くらげ1


    

くらげ2






くらげ3




5 <みどりの葉っぱ>


みどり1




みどり2





みどり3



暑い日



テーブル旦那暑い日1


テーブル旦那暑い日2


テーブル旦那暑い日3




5 <ふしぎなおとしもの>


おとしもの1


おとしもの2


おとそもの3

6 <秋になって>

          

          
あき1




          
          
あき2


           
          
あき3





また来年




またらいねん2



 

また来年2





またらいねん1


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